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国際文化学科 カリキュラムの特色



【概要】

国際文化学科では、言語コミュニケーションの科目にとどまらず、異文化?自文化の理解、そしてそれらを比較する視点からグローバルな共生について考えていくことを目的とした、幅広いカリキュラムが用意されています。
まず、異文化理解と自文化発信のために欠かせない語学力の養成に務めます。英語科目は読む?書く?聞く?話す、の全面にわたった講義が用意されています。他の言語(ドイツ語?フランス語?中国語?韓国語)についても、1年次からさらに中級レベルに語学力を伸ばすための科目が用意されています。

学びの領域イメージ

自らの文化への興味や理解があってこそ、「異文化」をよりよく知ることができるでしょう。本学科では、アジア?欧米についてのみならず、日本についての歴史?思想?文学?文化?言語など、多彩な講義が選択できます。それぞれの地域や学問領域への関心は、さらに演習(ゼミナール)科目で深めることができます。
そして、国内外の学外研修?フィールドワークのプログラム、さらには短期?長期留学の単位互換などが準備されています。実践的にも広い視野にたって、異文化間で積極的にコミュニケーションをはかることのできる人材の育成をめざしています。
<主要科目>
基幹科目 国際文化学、国際関係論、日本文化論1、多文化社会論、観光論、国際文化特講1?2、名古屋学1?2 など
展開科目 A. 日本文化 日本の歴史(日本社会史)、日本文化史1?2、日本の文学1?2、人文情報学、文化資源論 など
B. グローバル文化 文化人類学、国際協力論、共生論、国際政治史、宗教学、哲学 など
C. 言語?異文化コミュニケーション Academic Presentation、Research and Discussion、独語?仏語?中国語?韓国語中級、英語学概論 など
D. 実践知プロジェクト 国内?海外フィールドワーク、ボランティア?インターンシップ、短期語学研修、ICTプロジェクト など
演習(ゼミ) 基礎演習、発展演習、専門演習1~4
卒業論文 卒業論文
<学習プログラムの例>

学習プログラムの例


【特色1】語学学習プログラム

国際文化学科は、教養?英語の単位が他学部?他学科の2倍の12単位で、多様な科目(17科目)の中から選択して多数履修でき、実用的な英語力を身につけることができます。

語学学習イメージ

その上で、2年次以降は専門科目として、よりアカデミックなスキルに特化したAcademic Presentation, Academic Writing, Research and Presentation, Research and Discussionが用意されていて、英語で行われる他の専門科目と合わせて、専門領域でのリサーチや卒論でも使える英語力をつけることができ、継続的な英語学習が可能となっています。
その他の言語については、教養の必修4単位の他に、言語によっては別途、会話の科目も4単位履修可能です。さらに、2年次以降、専門科目としてドイツ語、フランス語、中国語、韓国語の中級科目も用意されており、継続的な学習が可能となっています。

【特色2】実践知プロジェクト

展開科目D 「実践知プロジェクト」は、大学の外に出て、自分が今まで生きてきた社会や文化と異なる環境を体験し、国内外の多様な暮らしをしている人々と直接交流することで、異文化理解?国際交流について五感で学ぶことを目的にしています。
具体的には「国内フィールドワーク」「海外フィールドワーク」「ボランティア?インターンシップ」「留学?短期語学研修」などがあります。国際文化学科の学生は、卒業するまでに、必ずこの「展開科目D」の単位を履修する必要があります。
※調査地域は年度により異なります。これまでの実績を含みます。

国内フィールドワーク

参加学生は、事前学習で実習地域やフィールドについての事前学習を行い、終了後に報告発表?レポートが課されます。学生が現場で責任を担い、主体的に考え、行動することで、生きた知識や実践力が養われることを期待しています。

東栄町でのフィールドワーク現地調査

東栄町でのフィールドワーク現地調査

<主なフィールドワーク先?テーマ>
  • 名古屋市博物館
  • 愛知県犬山市
  • 愛知県北設楽郡東栄町
  • 銅像再建から見える戦後日本 など

海外フィールドワーク

海外フィールドワークでは、国内での事前学習?現地語の学習等を経て、夏季休業中に1週間程度、教員と学生が一緒に海外の調査地に滞在します。教員による専門の指導の下、参加学生はそれぞれ調査テーマを決め、外国語を使ってフィールドワークをし、帰国後に全員で調査報告書を完成させます。
この授業の一番の特徴は、大学1年生からの受講が可能なことです。高校までの「勉強」とは異なる「現場での研究」を経験することにより、大学での学びのモチベーションを高めることができる授業です。

マレーシア、ペナン島のUNESCO世界文化遺産登録地域で

マレーシア、ペナン島のUNESCO世界文化遺産登録地域で

<主なフィールドワーク先>
  • マレーシア ペナン島
  • インド共和国 カルナータカ州
  • インドネシア 南スラウェシ州
  • オーストリア ウィーン など

国内ボランティア?インターンシップ

商業施設で開催された国際交流課イベントでの運営補助

商業施設で開催された国際交流課イベントでの運営補助

<主なインターンシップ先>
  • 名古屋市役所 国際交流課
  • 名古屋市内 地域日本語教室
  • 名古屋国際センター(NIC)
  • 名古屋観光コンベンションビューロー
  • 戦争と平和の資料館 ピースあいち など

海外インターンシップ

<主なインターンシップ先>
  • バレンシア(ディズニー)国際カレッジプログラム
  • 国連食糧農業機関(FAO)インターンシップ

【特色3】留学

国際文化学科では、学生が積極的に海外に飛び出し、国際的な知見を広げることを後押ししており、多くの学生が何らかの形で在学中に留学を経験しています。
※2023年1月以降の留学実績?募集実績から、国際文化学科の学生が応募可能なプログラムを抜粋

交換留学

  • ハルリム大学(韓国)
  • 南ソウル大学(韓国)
  • 忠南大学(韓国)
  • 中央民族大学(中国)
  • ルートヴィクスハーフェン経済大学(ドイツ)
  • 文藻外語大学(台湾)
  • 貿易大学(ベトナム)
  • プリンスオブソンクラー大学(タイ)
  • ライプツィヒ応用科学大学(ドイツ)
  • チュンアン大学(韓国)

短期研修

  • カルガリー大学夏季短期研修(カナダ)
  • 忠南大学短期語学研修(韓国)
  • ミシガン州立大学短期研修(アメリカ)

学科独自の留学プログラム

バックネル大学TA奨学生制度(アメリカ)
バックネル大学TA奨学生制度は、国際文化学科の学生をアメリカ?ペンシルベニア州のBucknell Universityに日本語のティーチング?アシスタント(TA)として9ヶ月間派遣するプログラムで、日本語のTAをしながら、自分でも好きな授業を各学期1科目履修でき、奨学金の他に、授業料、寮費(部屋?食事)、 渡航費、など諸経費はほとんど支給される奨学生制度です。
※派遣留学に参加した先輩たちの体験談もぜひご覧ください。

バックネル大学

バックネル大学

■バックネル大学?365体育投注TA奨学生制度 20周年記念誌

卒業生の留学体験記

国際文化学科での学びを通じて、海外への想いをより一層強くし、夢をかなえた先輩たちがいます。在学中に大学の交換留学に参加した人、自らの意志で選んだ留学先?プログラムに挑戦した人、社会人になってから海外生活への憧れを実現した人など、その形はさまざまですが、共通しているのは「夢を諦めなかったこと」。いろんな形で夢をかなえた先輩たちの今、そして留学体験記をご紹介します。
■国際文化学科「卒業生の留学体験記」のページへ