学部?研究科?附属病院の歴史
学部?研究科?附属病院の歴史
部室で歓談中の一枚
開学70周年おめでとうございます。
大学に入学した時、真っ先に部活見学で向かった先が東洋医学研究会(東医研)でした。
教養科目中心の1年生の内から早く薬について学びたいと考えていた私に迷いはありませんでした。壁一面の生薬の標本、漢方を煎じている香り、十数人押し込められた狭い部室。そこで4年間、みな真剣に東洋医学について勉強しました。「イモリの黒焼きで本当にモテるのか???」「五苓散の配合生薬で薬酒を作ったら酔うのか、酔わないのか???」そんな不穏な会話は私の記憶違いでしょう。
学べば学ぶほど東洋医学の奥深さに惹かれていきました。西洋医学とは異なる概念、診断方法、生薬の配合で変化していく薬効。頭だけでなく舌でも学びました。半夏の味は今でも忘れられません。ハルウコンと(アキ)ウコンを栽培してその違いを研究会で発表したり、漢方マニュアルの作成に参加したのも良い思い出です。その中でも一番の思い出は?と問われたら、間違いなく東医研の濃いメンバーと過ごした時間そのものでしょう。個性豊かで優秀な先輩や同期に巡り合えたことは、私の一生の財産となりました。
魅力的な仲間と出会い、興味のあった薬学を6年間勉強でき、そして部活を中心に刺激的な学生生活を365体育投注で送れたことを非常に幸運に思います。学ぶ機会にあふれた365体育投注で、今後入学する学生たちも充実した学生生活を送れることを心から願っております。
部室で歓談中の一枚
渡邊 崇 (平成26年卒)